【アプラック通信 vol.17】

今回のアプラック通信では、松本先生よりメッセージをお届けします。

日々の教室で見えた子どもの成長の一コマを通して、アプラックが大切にしている関わり方や、子どもたちに育んでほしい力についてお伝えします。


【いつもと違う放課後】

いつものように「こんにちはー!」と教室に元気な声が響いた。

今日は小学校5年生の女の子。
この春から担当している生徒だ。
お姉ちゃんと同じように、明るくて元気な子。

授業が始まると同時に

「今日の宿題は?どれくらいあるの?1つ?2つ?」

矢継ぎ早な私の質問に、女の子の顔が少し曇る。

「実はね、早く終わったらやりたいことがあって。近くでメモ帳やシール帳を作るワークショップが今日あって、授業で行こうかなって思ってたんだ」

と私は答えた。

「そういうことか! 何か怒られるのかと思った。だって、顔怖いじゃん。笑」

と、女の子は安心したように答えた。

「そんなことないよ。笑」

と、私は笑って答えた。

担当して2ヶ月。
出会った頃、この子には少しトゲがあった。
人をからかって注意を引こうとすることもあった。

でも私は知っていた。
トゲの奥に、認めてほしい気持ちがあることを。

ルールだからではなく、一緒に楽しむ。
アプラックが大切にしている関わり方を、この子との時間でも積み重ねてきた。


【駆け足で向かった会場】

宿題が終わると、一緒に会場へ向かった。

駆け足だったので、

「足、怪我してなかった?大丈夫?」

と私は聞いた。

「大丈夫、大丈夫!」

と女の子は元気に答えた。

星の柄の表紙に中身を入れて、金属の留め具で閉じていく。
私のシール帳は、彼女に選んでもらった。

「先生はね、これとこれ。金具はこの色で、紐はこれかな」

無事に二人分が完成し、教室に戻った。

次の生徒の時間もある。
保護者はどう思うか。
不安がなかったわけじゃない。

でも、やってみなければわからない。
振り返りから学べばいい。
そう思って踏み出した。


【誇らしい顔】

後日、自慢げにテストを持ってきた。
それを私に見せたくて持ってきたそうだ

その子の誇らしい顔が脳裏に浮かぶ。

ルールを教えるより先に、一緒に楽しんだ時間があった。
その積み重ねが、好循環の成長サイクルを動かし始めた。

子どもの変化は、正直だ。

アプラックでは、先生と一緒に過ごす時間そのものが、その子の成長を支える大切な場だと考えています。

義務やルールを教えれば、人に迷惑をかけない子に育つでしょう。

でも、内なる動機を育てるには、心が動く関わりや体験がもっと大切です。

好きなことで誰かの役に立つ。
主体性もあって、他の人にも心を配れる。

そんな人を、アプラックから多く輩出していきたいです。

アプラック代表 松本 進


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